外来森田療法 |
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森田正馬自身は、神経症の治療を外来でも行っていました。 まず、森田の主著である「神経質の本態と療法」の中にある彼自身の外来治療例をあげてみましょう。 このように、患者さんは今で言う不安神経症、またはパニック障害の人です。 森田はこれを患者が、一晩中発作の苦痛を覚悟したことによる「煩悶即解脱」であり、発作を起こそうとして、そのまま発作から解脱すると述べています。そしてこれは体得であって、理論や思想ではなく、理論や思想をもってこれを行おうとすれば、思想の矛盾になってしまい、治療効果がないことも解説しています。 このように、患者さんが自分の不安に対して、逃げたり避けたりせずに、その不安になりきる状況が外来でつくられれば、通院でも森田療法は可能となります。 前記のように、外来森田療法をやっている医師の考え方によって、さまざまな方法があります。実例として、私が外来でやっている方法を述べてみますが、これが定式化されたものというわけではありません。 以下に表にしてこの2つの方法の特徴をあげておきます。 |
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当院では現在森田療法に健康保険を適用しています。これは、森田療法を実施されている先生によって、いろいろな考え方があり、自費でされている方もいらっしゃいますし、その料金も幅があります。詳細は各々のクリニックや医師におたずねください。 |
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