家族外来

　　　　　　親子、兄弟、夫婦など共に生活する人の中に、登校拒否、うつ病、アルコール依存症、
　　　　摂食障害、痴呆症、慢性の身体疾患などが発生すると、まわりにいる家族の人達も強い
　　　　影響を受けます。
　　　　　　その結果として、本人以外の家族に、不眠症、食欲低下、身体の不調など、さまざまな
　　　　健康上の問題が出現することがあります。
　　　　このような場合に、家族の人の健康やメンタルヘルスを守って行くことが、患者さん本人の
　　　　療養にも良い影響を及ぼします。
　　　　　　また、病気とは別に、家族のライフサイクルの変わり目（子供の誕生や子育ての時期、
　　　　子供の進学や就職・結婚、夫の退職、老人の病気や他界）も、生活の変化や人間関係
　　　　の変化を必要とします。このような時期にもさまざまなメンタルヘルス上の問題が引き起こされ
　　　　やすくなります。

	眠りが浅い。寝つきが悪い。ちょっとした刺激で目がさめてしまい眠れなくなる。
	食欲がない。食べ物が味気ない。食べてもおいしいと感じないが、しかたなく食べている。
	頭痛、肩凝り、動悸、胃の痛み、吐き気、下痢などの、身体の症状があるが、内科的には大きな異常はないと言われている。
	いつも緊張が続いていて、ほっとしたり気が休まる時がない。
	気分が晴れず、ものごとが良くなって行くと思えない。